夏野の驚異の部屋

様々なジャンルを自由気ままに書いていくフリースタイルブログ

【意外と知られていない事実】セミもアメンボもカメムシの仲間であること

どうもみなさんこんにちは。

篠虫です。

 

 

※虫の写真がいくつも出てくるので苦手な方は注意してください。 

 

 

さて、昆虫の中でも嫌われている」ランキング上位にランクインするであろう昆虫に、

 

セミカメムシ

 

がいますよね。

 

 

セミは主に夏に活動し、オスがメスを誘うため日中はあちこちで鳴いています

セミの鳴き声で朝起こされるという人もいるのではないでしょうか。

 

また死んでひっくり返っているセミが実は生きていて驚かされた経験も多くの人にあると思います。

 

 

f:id:aryo643:20181104120940j:plain

アブラゼミ (筆者撮影)

 

 

 

 

 

そしてカメムシは言わずもがな、くさ~いにおいを身体から分泌することで知られています。

これは身を守る防御反応の一種で、人に嫌われていると言うことは、まあ一応カメムシの目的は果たされているのかも知れません。(不快害虫として駆除もされますが・・・)

 

f:id:aryo643:20181104115547j:plain

交尾中のキマダラカメムシ (筆者撮影)

 

 

そんな2種の昆虫なんですが、

実は同じカメムシ目カメムシ亜目に属する昆虫なんです。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

アメンボもタガメ

f:id:aryo643:20181104115607j:plain

タガメ

 

昆虫の分類の中には、

カメムシ目 カメムシ亜目

が存在するのですが、その中にはいわゆる臭いにおいを出すカメムシの種類以外に、セミタガメ・アメンボなどの昆虫が分類されています。

 

 

より正確に説明すると、

 

カメムシ目セミカメムシタガメ・アメンボ

 

で、カメムシ目はこれまでヨコバイ亜目カメムシ亜目に分けられてきました。

 

 

ヨコバイ亜目=セミ

羽を閉じたとき重ねてしまう特徴をもつ。

 

カメムシ亜目=カメムシタガメ・アメンボ

羽は閉じても重ならず、全身の見た目は身体が硬い甲虫の仲間に近い特徴を持つ。

 

になります。

 

 

f:id:aryo643:20181104115557j:plain

タイコウチ

f:id:aryo643:20181104115552j:plain

コオイムシ(卵を背負うオス)

f:id:aryo643:20181104115621j:plain

マツモムシ (筆者撮影) 身体を逆さにし、後ろ脚を頭側に伸ばし水面下で獲物を狙う虫



 

では、どうしてこれらの昆虫が同じ仲間に分類されるのか。

 

 

それはある部位が関係してきます。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

??がストロー状の虫

 

 セミカメムシ、そして水棲のカメムシ類に共通する特徴。

 

彼らの食生活を見てみると、答えがわかります。

 

 

セミの食べ物は木の樹液。

カメムシの食べ物は植物の液

タガメやアメンボの食べ物は他の動物の体液。

 

 

そう!

どれも「液体」なんです。

 

液体を主食にしているカメムシ類は、それを吸うために口をストロー状に進化した昆虫類が該当します。

 

 

 

f:id:aryo643:20181104134013j:plain

クマゼミの口吻(ストロー状の口のこと) 木の汁を吸っているところ (筆者撮影)

 

 

セミや多くのカメムシ類などの植物性のものはまだしも、

肉食性のカメムシ獲物が生きたまま体液を吸うので、なかなか恐ろしいですよね。

 

f:id:aryo643:20181104115536j:plain

水面に落ちたオケラの体液を吸うために群がるアメンボ (筆者撮影)

 

 

f:id:aryo643:20181104115530j:plain

オオトビサシガメ 頭が小さく、獲物に口を突き刺し体液を吸う”サシガメ”の仲間。世界におよそ5000種


 

実際、マツモムシやサシガメなど不用意に手でつかんだり触れると人も刺されることがあるので少々注意が必要です。

 

 

私も昔マツモムシがたまに刺すことを知っていたにもかかわらず、大丈夫だろう手でつかんで採集していたらいきなり指先をブスっと刺され、痛い思いをしました(~_~;)

 

 

また中南米に生息するサシガメの仲間には、シャーガス病という人獣共通感染症を発症させる原虫をもつものがおり、それに刺されるとリンパ節、肝臓、脾臓の腫脹。また、筋肉痛、心筋炎、心肥大(心臓の破裂)、脳脊髄炎、心臓障害を起こすことがあります。

 

田舎の民家の土壁や岩陰に潜んでいるので、中南米に旅行に行く際は注意してくださいね。

 

 

日本のサシガメは刺されても感染の恐れは全くないのでご安心を

ただ痛いだけです(;´Д`)

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

まとめ

 

カメムシ」と一言に言っても色々な仲間がいることを知っていただけたと思います。

 

正確に言えば、全てがカメムシと同じ訳ではなく、あくまで進化の流れで近く種類の虫という認識でいただければオッケーです!

 

 

 

それではまた!

(。・_・)ノ

 

 

 

 

 

カメムシ博士入門 (観察と発見シリーズ)

カメムシ博士入門 (観察と発見シリーズ)

 

 

 

改訂版 日本産セミ科図鑑[鳴き声編CD付]

改訂版 日本産セミ科図鑑[鳴き声編CD付]

 

 

 

タガメ・ミズムシ・アメンボ ハンドブック (水生昆虫2)

タガメ・ミズムシ・アメンボ ハンドブック (水生昆虫2)