夏野の驚異の部屋

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隕石で作られた4億円超えのピストル&隕鉄を叩き上げて完成した日本刀 の話【中二病必見】

どうもみなさんこんにちは。

篠虫です。

 

 

今回は、前回の隕石記事に関連した内容「隕石の加工品」についてのお話です。

 

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CABOT GUNS製「ギベオン隕石」M1911

(引用元:世界初、4億5千万年前の隕石から作られた実際に作動する銃 : カラパイア)

 

 

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前回の記事「鉄隕石」説明でも少し触れましたが、鉄隕石は古代から近代まで金属として武器や道具に加工されてきた歴史があります。

 

natuno-wunderkammer.hatenablog.jp

 

 

現在では、(真贋は不明ですが)アクセサリーなんかも数多く作られており、ある種の宝石のような扱いをされる場合もあります。

 

当然、数が少ないため貴重で高価ではありますが、そんな素材を使って作られた中二心をくすぐる品々を見ていきましょう!

 

 

 

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超高価な隕石銃 

 

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 アメリカの高級拳銃メーカーCABOT GUNSが2016年に制作したのは、本体が隕石で作られたM1911拳銃2丁、その名も「ビッグバン・ピストル」です。

 M1911 - Wikipedia

 

 

同社は、隕石ハンターのロバート・ハーグ氏協力の下、約4億5千万年前に地球に落下したとされるギベオン隕石35kg入手。

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実際に使用されたギベオン隕石

(引用元:http://cabotgun.com/2015/12/cabot-meteorite-pistol-set/)

 

ギベオン隕石 - Wikipedia

 

本来であれば銃として扱うことが難しい隕石加工を航空宇宙技術によって可能にし、同社で過去に、マンモスの骨隕石を使用した1911系グリップパネルを製品化していた職人達の経験を組み合わせて実現に漕ぎ着けました。

 

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(引用元:世界初、4億5千万年前の隕石から作られた実際に作動する銃 : カラパイア)

 

製品のスライド、フレーム、トリガー、マガジンリリース、グリップ100%隕石製ですが、スプリング、シアーズ、バレル、ハンマー、スクリュー、スライドレールは技術的に隕石を使用することはできませんでした。

 

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隕石からカッティングされる主なコンポーネントの3Dモデル

(引用元:Cabot Gun | Cabot Meteorite Pistol Set)

 

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こうして完成した「ビッグバン・ピストル」は芸術作品と言っても過言ではないほど美しい、世界にただ1セットの拳銃になりました。

 

 

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(CABOT GUNS公式Instagramより)

 

 

さて、このピストルの販売価格ですが、完成前からコレクターの間では”オークションに出したら1億円はする”と言われていました。

 

しかし、実際にはペアで約450万ドル、およそ4億6000万円というピストルとしては史上最高額の金額で販売されました。

 

 

 

私が大富豪だったら買おうかと考えてしまいますね…

 

どのみち日本では所持できませんが(^_^;)

 

 

youtu.be

 

 

 

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日本に存在する隕鉄由来の刀たち

 

さすがに銃を隕石から作った人々は過去にはいませんが、刀剣を作った人達は意外にも国内外に数例存在します。

 

 

有名な話ではありますが、

日本における”隕石刀”のパイオニアは幕末から明治にかけて活躍した武士・政治家の榎本武揚です。

 

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幕末の榎本武揚

(引用元:榎本武揚 - Wikipedia)

 

彼は自費で鉄隕石の白萩隕石を購入し、刀工・岡吉国宗長刀2振短刀3振の、合計5振の刀を作らせました。

 

5振は”流星刀”と名づけられ、うち長刀1振は、当時の皇太子(後の大正天皇)に献上されました。

 

しかし、現在では長刀1振と短刀2振のみが大切に保管されています。

現在、長刀1振は東京農業大学が保管している。短刀のうち1振は、北海道小樽市の龍宮神社に奉納されており、また1振を富山市科学博物館が収蔵している。

(引用元: 白萩隕石と流星刀(富山県の隕石関係資料)

 

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短刀・流星刀(富山市科学博物館 蔵)

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刃の拡大

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短刀2振のモノクロ写真

(引用元:刀4!!! - 沖縄BAR Owl日記(裏バージョン))


 

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白萩隕石

(引用元:流星刀 - Wikipedia)

 

 

どうして榎本武揚流星刀を作ったのかというと、

ロシア大使としてサンクトペテルブルクを訪れた際に、1810年ロシア皇帝アレクサンドル1世に贈られた隕鉄製の剣があることを知ってから、いつか自分も隕石で刀を作りたいと考えていたことがきっかけでした。

榎本武揚 - Wikipedia

 

 

依頼された岡吉国宗は、普通の鉄に比べ柔らかすぎる隕鉄の加工にかなり苦労したようで神社に願掛けもした末に、出雲の玉鋼:隕鉄=3:7(鋼部部分)で混合に成功、鍛錬した結果作り上げたとされています。

 

 

参考サイト↓

人類が最初に出会った鉄と思われる隕鉄のお話

榎本武揚「流星刀記事」

 

 

 

 

この流星刀に影響されて作られた近年の作例を紹介しましょう。

 

天体写真家で、福島県田村市の「星の村天文台」の大野裕明台長は2009年に長年夢を叶え、両刃の隕鉄隕星剣を完成させました。

 

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隕星剣と材料の隕石を持つ、大野裕明氏

 

米国アリゾナ州の砂漠に約3万年前に落下した「キャニオン・ディアブロ隕石」の一部30キロを大野さんが購入し、刀匠・藤安将平さん(63)に制作を依頼したものだそうで、「いつか隕石で刀剣を作りたい」という大野さんの夢が叶ったのだという。

 

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隕星剣

(引用元:実在するスーパーレア武器「隕石で作られた刀」激レア日本刀。 | ミネルヴァのトリビア)

 

 

引用・参考サイト

karapaia.com

 

 

 

また千葉工業大学東京スカイツリーキャンパス内の展示スペースに、ギベオン隕石を一部使用して鍛えられた刀、「天鉄刀」が展示されています。

 

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天鉄刀

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切っ先

 約4億5千万年前に宇宙から飛来した鉄隕石を現代の日本刀の名工(刀匠)、吉原義人(よしわらよしんど)氏が鍛え上げ日本刀を完成させました。それが天鉄刀です。

 

 

なぜ工業大学に隕石刀が?

とも思いますが、ここには他にも宇宙関連の研究がなされているため、それらに関連づけて制作された物だと思います。

 

 

伝統的な日本刀として作られており、見た目だけでは隕鉄か普通の鋼か区別がつきませんね(^_^;)

 

 

画像・文、引用元↓

天鉄刀(てんてつとう) | 千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス

 

 

 

他にも、専修大学教授の田口勇が刀工の法華三郎信次に依頼して、100%隕鉄製の刀が作られたようですがこちらはwiki以上の確かな情報は見当たりませんでした・・・

 

 

 

 

いずれにしても隕石で作られた○○というだけで、心がワクワクしてくる魅力があります。

 

加えてどれも名前が格好いい!!(笑)

 

 

一度、実物をこの目で見てみたいですね~

 

 

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さて、いかがだったでしょうか?

 

2つ続けて同ジャンルの記事を書きましたが、今回に関してはもう少し詳しく、先に記事を書いていた人よりも良いものを書きたかったのですがあまり上手くできなかったですね…

 

もっと頑張らねば!!

 

 

それではまた!

(。・_・)ノ

 

 

 

 

 

 

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