夏野の驚異の部屋

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大麻を使ってロブスターの”苦痛”を和らげる試み 【動物の痛覚と愛護問題】

どうもみなさんこんにちは。

この調子で記事を書いていきたいですね~

篠虫です。

 

 

今回は、最近このブログで書くことが多い生物ジャンルの、興味深い話です。

 

 

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今から9年前、こんなニュースが世界中で注目を集めました。

 

karapaia.com

 


カナダの大学で、「ヤドカリに弱い電流を流して反応を調べる」実験が行なわれました。その結果、ヤドカリは電流をいやがるそぶりを見せ、より強い電流を流したときには殻を脱いで逃げ出したというのです。

 

それまで甲殻類や魚類には痛覚が存在しないとされていて、調理には問題ないとされてきました。

 

しかし、こうした実験結果を受け、世界中の動物愛護団体から「生きたまま」調理することへの反対運動が起きるようになりました。

 

 

とりわけ生きたままゆでる調理が定番(例外あり)だったロブスターの取り扱いには一部で非難が集まるように。

 

 

今年の初めには、動物保護・愛護に精力的なスイスで、「ロブスターを含む甲殻類を生きたままゆでる調理を禁止する」規制が設けられました。


 

 

 



そして、つい先日とあるアメリカのロブスターを扱う飲食店のニュースが衝撃を与えました。

 

 

karapaia.com




なんと、ロブスターを熱湯による苦痛から少しでも解放するため、調理前に大麻を吸わせる、という日本では考えられない方法を行なっています!

 

 

 

店主によれば、痛覚を持つ(と言われている)ロブスターの痛みを和らげるため、悩み考え抜き研究を重ねた末に生み出した方法だそうです。

 

ちなみにこの店があるメイン州大麻が合法で、店主はこのために大麻の取り扱い免許を取得しました。

 

現在はまだ提供していないそうですが、10月中旬には提供できるように準備を進めています。




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動物愛護の考え方

 

愛護の対象となる動物は、絶滅やその希少性から種の存続が危ぶまれるもの虐待や劣悪な環境で飼育されているもの、そして食に関する文化へのものがあります。

 

 

食文化は各国・各地域ごとにあまりにも多様で、その中には特定の文化圏では忌み嫌われるような文化も存在します。

 

日本で言えば、鯨類に関する食文化や生きたまま食べる”踊り食い”文化への批判があります。

 

他国で言えば、昆虫食・犬猫食・発酵食(カースマルツゥ・キビヤックなど)なんかはその文化に馴染みのない人達からすれば、結構な衝撃度を持ちますよね。

 

 

今回の「ロブスター問題」も、アメリカなど欧米諸国で主に食べられているロブスターの調理法に関する批判が原因でした。

 

これも元々は昔から行なわれてきたわけで、いわば”文化”の1つなんです。

 

 

では、なぜ動物愛護の観点から批判されるのか?

 

 

それは、

人間同様の痛覚が存在する(かもしれない)とされたからです。

 

 

それまでは

痛覚が存在しない=生きたまま熱湯に入れても苦痛を感じていない=問題なし

という公式が成り立っていました。

痛覚がないとされる植物と同じですね。

 

 

人間や多くの生物は、どうやっても他の生物を犠牲にして生活していかなくてはいけません。

 

そうしなければ自らが滅んでしまうから。

 

 

でも、いくら仕方が無いこととはいってもわざわざ犠牲にする生物に必要以上の苦痛を与えるのは残酷すぎるのではないか?

もっと楽に死なせてあげることが、生物の命をいただいている我々にできる最大限の配慮なのでは?

 

 

その考え方が動物愛護の基本的論理です。

 

 

 

そのために大麻を使うことが、果たして最善なのかはわかりませんがただただ何も考えず当然のように命を消費していく人と比べれば、あの店主は間違いなく”良いこと”をしているのではないでしょうか?

 

 

 

全ては人間の自己満足に過ぎないのかも知れません。

 

究極的に言えば、「甲殻類が苦痛を感じているなら、もう食べなければいい」となってしまいますが、そうすると世の中の動物性の食品はほぼ全て姿を消すことでしょう。

 

 

 

 

その両天秤のさじ加減を慎重に見極めながら、両者の共存と安定を目指していかなければなりませんね。

 

 

 

甲殻類や魚に痛覚があるのか、はたまたないのか、いまだに明確な結論な出ていません。

なのでひょっとするとロブスターにも痛覚はなかった!となるかも知れないので、今後の研究が進むのを待ちましょう。。。

 

 

macaro-ni.jp

 

 

 

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さて、いかがだったでしょうか?

 

なかなか深い問題だったはずですが、いまいちその深さを書ききれなかった気が・・・?

 

気にしては負けですね。

 

 

 

それではまた!

(。・_・)ノ

 

 

 

 

 

 

痛みの文化史

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