夏野の驚異の部屋

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ナチス・ドイツ最強の航空機操縦員 ハンス=ウルリッヒ・ルーデルの凄すぎる伝説 ※8/28追記更新

どうも皆さんこんにちは。

昨日に引き続き戦争関連のお話です。

篠虫です。

 

 

今回は、旧ドイツ軍の英雄の1人ハンス=ウルリッヒ・ルーデルの逸話を紹介します。

 

※2018/08/28追記更新

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相棒の1人、アドルフ・ガーランド(後ろ)と共に 1945年撮影

 

 

 

 

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第二次世界大戦でドイツが行なった対ソ連侵攻の争いは大きく「ヨーロッパ東部戦線」と呼ばれています。

 

 

この戦線で鬼神のごとき活躍を挙げた英雄が

ハンス=ウルリッヒ・ルーデル

 

旧ドイツの大英雄です。

 

 

 

 

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ソ連に約1億円の懸賞金をかけられる

 

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1943年10月、ロシアのクリボイ・ログ地区から出撃するルーデル大尉(当時)のJu87G-1

 

入隊後厳しい訓練を受けた後、

彼は、1941年6月22日に開始されたバルバロッサ作戦で実戦に初参加。

 

そこから驚異的な戦果を挙げていき、敵国ソ連からは”最も恐れられたドイツ軍人”でした。

そのためソ連はルーデルに対し、10万ルーブル(5000万~1億円)の懸賞金をかけたほどでした。

 

 

実際の戦績はというと、

 

出撃回数 2530回

被撃墜回数 30回

戦闘による負傷 5回

 戦果

戦車 519輌(この数は戦車部隊一個軍団を撃滅したのに相当する)

装甲車・トラック 800台以上

火砲(100mm口径以上) 150門以上

装甲列車 4両

戦艦 1隻(マラート)(共同戦果)

嚮導駆逐艦 1隻

駆逐艦 1隻

上陸用舟艇 70隻以上

航空機 9機(戦闘機 2、爆撃機 5、その他 2)

しかも、戦友らの証言によれば、ルーデルは仲間たちの評価を上げるために、自らの戦果を他人の戦果として申告させていたというのです!

もしもこの証言が正しいとすれば、実際の戦果は公式記録よりずっと多いことになります。(一定の戦果を上げれば休暇が与えられるという特典があったと言われており、この戦果譲渡は休みたくないが故の行動であったとも言われています)

 

さらに彼は、撃墜され負傷した際も病院からこっそり抜け出しては出撃し戦列に紛れていたため、実際に挙げた戦果はそれ以上に多かったものと考えられています。

(「誰が破壊したのかわからない戦車が多過ぎた事から、ルーデルが病院を抜け出している事が発覚、軍医に怒られた、と自伝の中に著しています)


また、右足を切断するというパイロット生命に関わる事態が起こったことで、退院後、部隊に戻ってからは航空団司令として地上勤務に就いていると上層部には思われていました。

そのため、部隊を率い4月から終戦までに30輌以上の戦車を確実に破壊したと言われる戦果も、公式戦果として認められているのは3輌のみでした。

 

ハンス・ウルリッヒ・ルーデル - Wikipedia

 

 

こうした狂信的とも言えるほどの愛国心によって多大な戦果を残した彼は、多数の勲章を授与されると共にドイツ軍人の中でも唯一、「黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章」という勲章を授与されています。

 

 ルーデルはナチ党員ではなかったが、ヒトラーとも高い信頼関係を気付いており仲が良かったようです。

 

 

 

 

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ルーデルの言葉

 

  • よし行こう。すぐ退院だ」(1944年10月、入院先でソ連軍の侵攻を聞いて)
  • ちょっと試験飛行をしただけです」(1945年、無断出撃について問い詰めてくる上官に対して)
  • ここはドイツだ。英語が話せたって、ドイツ語以外は喋ろうと思わない。どんな敬礼をしようと君らの知ったことではあるまい。我々はドイツ軍人としての敬礼法を教わり、それをそのままやっているだけの話だ。シュトゥーカ隊は空の戦いで敗れはせぬ。我々は囚人ではない。ドイツ兵は全ての戦闘に負けたものではなく、ただ物量の重圧に屈したからに過ぎない。我々がここに来たのも、ソ連地域にとどまるのを欲しなかったからだ。 ま、そんなことはどうでもいい。身体を洗わせてもらいたい。それから何か食べ物が欲しい」(1945年5月7日、降伏時にアメリカ軍将官と対面した際、英語を話せるかと通訳に問われたときの返答)
  • わたしには、これという秘訣はなかったのだが……」(1945年、敗戦後に「何故あのような遅い機体(Ju87)であれだけ出撃(2500回)し、生き残ることが出来たのか?」と尋問をする英米軍将校に対して)

 

ハンス・ウルリッヒ・ルーデルの言葉 - Wikiquote

 

 

 

 

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ルーデルの伝説・逸話一覧

 

・ベルリン突入直前なら大丈夫だろうと虎の子のJS-3を出したらいつもと変わらない
 ルーデルに撃破された
・Ju-87の機影を発見後一分で重戦車が火の付いた燃料を流して撃破されていた
・足元がぐにゃりとしないので沼をさらってみたら戦車の残骸が敷き詰められていた
・停泊中の戦艦が襲撃され、気が付いたら大破着底させられていた
・高度数百ftで爆弾を投下、というか距離100m以内で機銃をぶっ放す
爆撃機編隊が襲撃され、爆撃機も「護衛の戦闘機も」一部撃墜された
・トラックから塹壕までの10mの間にルーデルに機銃掃射された
・装甲車の車列に合流すれば安全だろうと思ったら、車列の全車両がルーデルに
 よって撃破済みだった
・全赤軍将兵の3/100がルーデル被撃破経験者、しかも急降下爆撃ならどんな兵器も
 破壊出来るという彼の信念から「強力で頑丈な兵器ほど危ない」
・「そんな奴いるわけがない」といって出撃して行った戦車兵が五年経っても骨の
 一つも戻ってこない
・「赤軍将兵でなければ襲われるわけがない」と雪原に出て行ったキツネが穴だらけの
 原型を止めない状態で発見された
・最近流行っているルーデルは「何が何でも出撃」総統に止められても片足が吹っ飛ん
 でも赤軍狩りに出て行くから
・ベルリンモスクワ間の1620kmはルーデルの襲撃にあう確率が150%。
 一度撃破されて撤退中にまた襲撃される確率が50%の意味
・ルーデル中隊全体における赤軍襲撃による戦車撃破数は一日平均34輌、
 うち約17輌がルーデル一人のスコア

第二次世界大戦ドイツ爆撃隊の英雄
・戦闘機乗りを目指していたが勘違いで急降下爆撃隊に入隊
・戦車519輌撃破
・装甲車・トラック800台以上、火砲150門以上、装甲列車4両撃破
・戦艦1隻、嚮導駆逐艦1隻、駆逐艦1隻、上陸用舟艇70隻以上を撃破
・でも航空機は9機のみ(5機以上撃破でエース・パイロットにはなる)
・功績を挙げすぎて渡す勲章がなくなってしまい、新たに勲章が作られた
スターリンに「ソ連人民最大の敵」と言われ、10万ルーブルの賞金をかけられる
クレタ島侵攻に参加できず「口惜しさに男泣きに泣いた」
・6ヶ月間で出撃回数が400回を突破
・休暇を減らして出撃回数を増やすよう上官に懇願
・無理だとわかると書類を偽造して出撃
・撃墜されて満身創痍で基地に帰ったのに、そのまま再出撃しようとした
・心配したヒトラーに地上勤務を言い渡されるも拒否
・その後、右足切断するほどの大怪我を負い、ソ連軍を攻撃できないと涙
・でもこっそり病院を抜け出し、部隊を率いて30輌以上の戦車を破壊していた
・その期間、軍上層部は地上勤務に就いていると思っていた
・ドイツ空軍初の出撃回数が1000回を突破。最終出撃回数は2530回
・戦後しばらくしていた仕事は「ドライバー」その後A-10製作顧問になる
・片足が義足なのに趣味は登山。アンデス山脈のほぼ全てを制覇。

 

 

 

 

 


Hans-Ulrich Rudel - o caçado de tanques

(負傷して入院中のルーデルの映像とルーデルの肉声)

 

 


Hans-Ulrich Rudel

(戦時中のルーデルのカラー映像)

 

 

終戦後、捕虜として掴まるものの戦争犯罪に該当する罪がなかったため翌年には保釈、軍は解体されていたため輸送関係の仕事に就職します。

その後、アルゼンチン政府の非公式の招待状によってアルゼンチン航空機産業の顧問に任命、実業家として過ごしつつ、スポーツや登山を愛し、その合間には自らの経験をまとめた自著伝『急降下爆撃』として出版しています。

 

 

 

急降下爆撃 (学研M文庫)

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1982年12月に脳内出血を起こし、18日に66年の生涯に幕を閉じました。

 

1982年12月22日にドルンハウゼンに埋葬されましたが、元ナチスドイツ軍人ということもあり、墓所の正確な位置は公表されていません。

 

 

 

 

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さて、いかがだったでしょうか?

 

軍人を題材にするのは少し悩みましたが、単純にすごいと思える人に余計な考えは必要ないかなとも思います。あくまで私の自論ですが…

 

他にも紹介したい人はいるので、お楽しみに!

 

 

それではまた!

(。・_・)ノ

 

 

 

 

 

 

蒼空の魔王ルーデル 1 (バンブーコミックス)
 

 

 

撃墜王列伝―大空のエースたちの生涯 (光人社NF文庫)

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急降下爆撃 (文庫版航空戦史シリーズ (8))

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