夏野の驚異の部屋

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"実写映画『銀魂』の大ヒットした理由"と"なぜマンガの実写化は成功しにくいのか?" 今更考えてみる

どうも皆さんこんにちは。

いろんなジャンル記事を書いていきたいです。

篠虫です。

 

 

今回は、ただいま第2弾も好評放映中の実写映画『銀魂』と他の失敗した実写映画を比較して、なぜマンガの実写化が難しいのか・失敗しやすいのかを、今更ですが考えていきます。

 

 

 

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銀魂 [DVD]

 

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先日、テレビで放送された昨年邦画興行収入No.1の『銀魂』を視聴しました。

 

元々原作をずっと読んできていたので、ストーリーは知っていましたが実写を見てみると当然漫画とはかなり違った作品になっていました。

 

 

 

でも面白い。

 

 

 

だからこそ『銀魂』実写化は成功したわけですが、では一体何が成功の秘訣だったんでしょうか?

私なりに考えてみました。

 

 

1.監督&スタッフの手腕

銀魂』の監督・脚本は『勇者ヨシヒコ』シリーズで一躍有名になった福田雄一氏。

 

彼のセンスと原作の相性が良かったんだと思います。

 

福田監督の独特なギャグセンスと銀魂のもつ独創的な取り口は、見る人を選びはするものの好きな人はとことんハマるという性質があります。

 

原作者・空知英秋先生も、「福田監督だからオファーを受けた」と話していることからもわかる通り、他の監督では成功しなかったでしょう。

 

 

 

2.キャスト選び

 

実写化が失敗する大きな要因の1つが「キャスト」です。

 

もちろんキャストの俳優さんにはなんの非もありませんが、選ぶ権限を持つ監督にはその責任がのしかかります。

 

銀魂では、福田監督が親交のある俳優や原作での過激な表現、ビジュアルも含めぴったりと当てはまる人を厳選して選出されています。

 

確かに、発表当時こそ一部から批判もありましたがキャラクタービジュアルやPVが公開されていくにつれ、そうしてマイナス意見は減り、期待へと変化していきました。

 

実際映画内でのメインキャスト3人、小栗旬菅田将暉、橋本環奈は非常に体当たり演技で、特に元々「清純派アイドル」であった橋本環奈は変顔のオンパレードで、逆に好印象を与えました

 

 

 

3.原作選び

 

最も基本であり、一番リスクの高いポイントがそもそもどの原作を選んで「実写化」するか、という問題です。

 

漫画や小説原作には、すでに「原作ファン」が存在し、彼らの意見はメディア化するに当たって非常に重要な価値を持っています。

 

また邦画の世界で、ハリウッド規模の予算を動かすことは不可能であるため、ハイクオリティのCGによる演出は難しいです。

 

となると、必然的に少年漫画的バトル漫画は実写化しにくくなります

 

 

その点で『銀魂』はバトル要素がありつつも基本はチャンバラ=殺陣で、コメディ色の強い作品であるため、あまり映像のクオリティ自体を高めようとしなくても成立します。

 

 

そして何よりも、『銀魂』は原作だけでなくアニメでも他作品のパロディや嘘最終回の「終わる終わる詐欺」を行なうな自由度の高い作品だったので、ファンの許容量が元から大きかったことが要になっています。

 

原作者・空知英秋先生が風当たりの強い実写化に大して、寛大なコメントをしていることもファンのハードルを下げる要因になったと考えられます。

 

「ジャンプ」でやってる「幕末」の「侍」ものというキーワードで『るろうに剣心』並みの大作漫画と勘違いした、こんな豪華なスタッフとキャストが集まってくれました。
メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。全員銀魂と一緒に死んでもらう事になりますが、福田監督は「勇者ヨシヒコ」でコスプレ感丸出しながらもそんなのお構いなしで物語に引き込み爆笑させてしまう剛腕振りを見た時から、嫉妬からこのオッさん死んで欲しいなと思っていたし、小栗くんもクローズがカッコ良かったんで、漫画に無断で登場させた時から訴えられるんじゃないかとドキドキしていたし、以前テレビで小栗くんの本棚が映った際に銀魂を1巻で切っているのを見た時から鈴蘭に乗り込まなきゃいけないと思っていたので、二つの邪魔な才能を抹殺するにはいい機会だと思っております。
漫画の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです。
という事なので皆さん。
わざわざ沈む船に乗り込んだ「現代」の「侍」達の姿を見て、笑うも結構、泣くのも結構。映画と一緒にその顛末もお楽しみあ~れ。

原作者・空知英秋先生の映画『銀魂』に対するコメント 2016年7月

gigazine.net

 

 

ファンからしてみれば、原作者の意見は大きな判断材料になるので、作品の性質と相まって受け入れられた結果、大成功を収めたのではないかなと私は思います。

 

 

 

 

では、他にもたくさんある実写映画作品はどうして失敗が多いのか、私の意見を書いていきます。

 

 

 

 

失敗点1.ストーリーの改編

 

鋼の錬金術師 DVD

 

鋼の錬金術師の実写化は、原作とは少し異なるストーリー展開をしています。

 

原作では、主人公らが元の身体を取り戻すため、旅をしながら仲間と出会い敵を倒しながら大きな真実に近づいていく…

 

といった感じですが、実写映画では

2時間という制約があるため、時系列を短くし、原作ストーリーの後半に登場する敵集団が映画の序盤から登場する展開に改編しています。

 

そのため、原作を知らずに映画から入った鑑賞者にとっていまいち話の主軸が捕らえずらい構成になってしまいました。

 

 

CGを多く使い、映像に力を入れていた割りにいまいちな結果に終わった理由は、単に話がわかりにくく面白みが少なかったからだと思われます。

 

 

 

失敗点2.オリジナルキャラの追加

先に話した『鋼の錬金術師』もそうですが、ストーリーを改編すると、原作とは展開が異なるためつじつまを合わせるために別のオリジナルキャラを追加することがあります。

 

これがまた失敗の原因になりやすいです。

 

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN DVD 通常版

 

進撃の巨人では重要ポジションにオリジナルキャラを何人か追加したことが、悪評の原因になりました。

 

ストーリー展開にも大きな改編があり、原作とはあまりに違う作品になってしまったことが失敗の理由でしょう。

 

 

 

失敗点3.原作ファンを味方に入れられなかった

 

 

実写映画が失敗する最も大きな要因は、「原作ファンによる評判」です。

 

実写映画が発表され、少しずつ情報が公開されていく中で挽回できれば良いのですが、それが出来ないまま公開してしまうと、もう巻き返すことが不可能に近いです。

 

さらに公開直後にSNS状や映画評論サイトに「酷評」されてしまうと、見に行こうと思っていた人まで見に行かなくなってしまいます。

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 スタンダード・エディション [Blu-ray]

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』は実写化発表、キャスト発表、キャラビジュアル・キービジュアル公開、PV公開、そして映画公開と、すべての情報解禁で評価が悪く、「第1章」としながらもこの先続編を作れるかすら危なくなってしまいました。

 

 

 

 

 

 

実写化が成功するために

 

これから漫画・小説の実写化を検討する監督や映画関係者の方々には、以下の点について十分に注意した上で制作に当たって欲しいです。

 

 

 

  1. 映像化するに当たって無茶な表現(非現実要素の強いバトル漫画など)がある原作は避ける

  2. 原作ファンの気持ちをよく考え、ないがしろにしない

  3. 初見の人でもわかりやすいストーリー構成・展開を意識する

  4. キャスト選び・脚本作りには細心の注意を払う

  5. オリジナル要素は出来るだけ無くす

  6. 原作者との綿密な打ち合わせを行なう

 

 

これらが遵守できてれば、大ヒットは出来なくても”大コケ”は回避できるはずです。

 

 

ちゃんと面白い作品を作っていれば、前評判が悪くてもきちんと正しい評価がもらえるはずです。

 

 

現在公開中のBLEACHは、実写化発表からキャラビジュアル解禁などで『ジョジョ』同様前評判は余りよくありませんでした。

 

しかし、公開前のPV発表から少しずつ評価が変化、公開後には完全に挽回して原作ファンからも「良い」評価を獲得しています。

 

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こうした事例もあるので、

制作側、そして原作ファン側も過剰な俳優批判や実写化否定は押さえてお互いによりよいコンテンツ作りを考えていかないといけませんね。

 

 

 

 

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さて、いかがだったでしょうか?

 

私自身がかねてから思っていたことが、一応記事にできて良かったです(^_^;)

 

 

これを見た人に少しでも実写化の良し悪しや考え方が良い方向に編消してくれればうれしいですね!

 

 

それではまた!

(。・_・)ノ

 

 

 

 

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