夏野の驚異の部屋

様々なジャンルを自由気ままに書いていくフリースタイルブログ

どんな人でも陥ってしまう 誰もが持つ「正常性バイアス」の怖さ

どうも皆さんこんにちは。

ここ最近、筋トレをやっているんですが何でも成果が出るとうれしいですね。

篠虫です。

 

 

今回は、今までで一番真面目な話かも。

 

 

 

 

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まず、遅くなりましたが西日本豪雨の被害に遭われた方々、そしてその関係者の皆様にはお見舞い申し上げます。

 

 

・・・ということで、先日の1週間は西日本全体での豪雨の影響で、とてつもない被害がありました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

日本中が、平成最大となった災害の経過を連日ニュースで確認したと思います。

多くの被害者は、洪水に巻き込まれての溺死だと考えられますが、数日前から雨が上がった代わりに猛暑の連続。被災地は大変な思いをしていることを思うと胸が痛くなります…

 

 

ですが、今回のテーマは「災害」ではありません。

 

今回のテーマは、タイトル通り正常性バイアス」の恐ろしさです。

 

 

 

正常性バイアス」とは?

 

元々心理学用語で、中でも社会心理学災害心理学で使われていました。

簡単に言うと、

「自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと」

です。

 

ギクッとした人もいるんじゃないですか?

そして誰しもが思ったことがあるはずです。

 

例えば、

大雨が降ったとき川や田んぼの状態を確認しに行った人が転落し流され亡くなってしまう

 

このニュースを聞くと、

「なんで毎年同じように誰か亡くなっているのに外に出て行くんだろう?」

 

 

こう思ったことありませんか?

正にこれが「正常性バイアス」なんです。

 

自然災害や火事、事故、事件などの、自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となるんです。

 

 

 

どうしてそう思うのか?

 

 人間の構造上、突然の事態に過剰に反応して疲れてしまわないように、ある程度は許容範囲として受け入れてしまう性質があります。

いわば心の中の「安全装置」が作動しているんです。

 

ですが、その「安全装置」が作動しているといって、現状が本当に安全かはわからないんです!

 

昔から災害時には衆人がパニックになるのを防ぐため、確実な情報が出てから避難や指示を出していました。

 

しかし近年の研究によって人は本当の危機に直面しない限り、意外とパニックになることがないことがわかりました。

そのため、今ではいち早く警報や指示を出すことで人々を誘導しようと試みられています。

 

 

今回の西日本豪雨もそうですが、年齢に関係なく根拠も何もない考えによって避難が遅れた人は数多くいます。

 

 熱中症も、毎年危険が迫っているのに必ず被害者が出ていますよね?

これも「自分は丈夫だから」などの思い込みから救急搬送される人が絶えません

 

 

過去にも多くの事例が存在します。

 

東日本大震災では、実はかねてより大地震の発生が予兆されていたにもかかわらず対策が遅れ、そもそもそのことを知っている人も多くはありませんでした。

直後にも話題になりましたが、津波被害も、実は過去の大津波とほぼ同じ地域にほぼ同じ被害が出ていました。しかし、住民の中には避難警報が鳴っていてもすぐには避難せず、津波を目撃してから逃げはじめ間に合わなかった人達がいました。

 

web.archive.org

 

NHKスペシャル | "いのちの記録"を未来へ~震災ビッグデータ~

 

 

 

御嶽山噴火の時、噴石による死亡者の多くが噴火後も火口付近にとどまり、カメラ等で撮影していたことが判明しています。その被害者の中には携帯電話を持ったままの死体や、噴火4分後の映像が残っていたカメラも発見されています。

 

tenki.jp

 

このことからもわかる通り、近年スマホが爆発的に普及してから

何かしらの事件・事故・災害が起きたときに、「カメラで撮影する」人達が大量に存在しています。

 

 

私はこれが全く理解できません。

 

人が亡くなっているのに、これから自分も死ぬかも知れないのに、記者でもない彼らはそんな状況を撮影して何がしたいのでしょうか?

 

だの好奇心やメディアに出たいと考えているなら本当にやめて欲しいです。

たとえどんな理由があっても、そういう人達は見ているだけで気分が悪いです。

 


 

 

・・・被害者を含め、被害を受けなかった”彼ら”もまず間違いなく「正常性バイアス」が心理的に働いていたと考えられます。

 

 

ただ生きているだけでは、「正常性バイアス」に流されるがままです。

 

 

 

防ぐ方法はないの?

 

ありません。

 

そもそも前述通り、「正常性バイアス」は人間の心に備わっている「安全装置」なわけですから、もしもこれが無くなってしまうと、一瞬で全員がパニックに陥るでしょう。

 

正常性バイアス」に飲み込まれてしまわない方法は、ただ一つ

 

 

自ら意識して情報を集め、考え、判断することです。

 

 

私を含め全ての人間は、

とにかく根拠のない心情に動かされないように意識するべきです。

 

 

 

ただ理解しているだけでは足りません。

大事なのは意識すること、そしてよく考えて判断することです...!!

 

 

 

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さて、いかがだったでしょうか?

 

 

ちょっといつもと雰囲気の違った内容でしたが、たまには良いと思います。

私自身も、今後「自分は大丈夫」と考えないように意識して生きていこうと思います!

 

 

それではまた!

(。・_・)ノ

 

 

 

人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学 (集英社新書) 新・人は皆「自分だけは死なない」と思っている