夏野の驚異の部屋

様々なジャンルを自由気ままに書いていくフリースタイルブログ

誰もが知る"北斎"絵 ブログアイコンの『百物語 笑ひはんにや』

どうも皆さんこんにちは。

夜だろうが朝だろうがこのブログでは”こんにちは”です。

篠虫です。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

さて今回は、今更ですけどブログアイコンにもしている絵について本当に簡単な話をしておこうと、ふと寝る前に思いついたので書いていきます(~_~;)

 

 

皆さんはこの絵をここ以外で見たことがあるでしょうか?

 

f:id:aryo643:20180701225713j:plain

葛飾北斎『百物語 笑ひはんにや』 中判錦絵 天保(1830~44)初期



 

 

…アップで見ると思いの外グロテスクですね(^_^;)

 

この絵は江戸時代、いや日本を代表するあの「葛飾北斎」の『百物語 笑ひはんにや』です。

葛飾北斎と言えば、『富嶽三十六景』の一連作が最も有名ですが、こういった妖怪絵も書いています。

この絵も題にある通り、”百物語”なので他に99枚絵があるのかと思いきや、現存しているのはこの「笑ひはんにや」を含めてわずか35枚しかありません。(間違っていたら本当すみません…)             

本当に間違えていました!現在確認されているのは、正しくは5図でした。すみません…!(2018/07/05 更新・訂正)

他の2枚4枚については今後どこかで紹介したいと思います。

  

 

「笑ひはんにや」とありますが実は正確な妖怪名ではないとされ、名前から”般若”であることは間違いありません。

なら般若は一体何なのかというと、ここでは伝統芸能の能で用いられる「般若の面」のことを指していると思われます。「般若の面」は「嫉妬や恨みの篭る女の顔」のことで、その恐ろしさを表したのがあの顔になるようです。

ちなみに元々”般若”は仏教用語で、「全ての事物や道理を明らかに見抜く深い智慧」を指すサンスクリット語に由来するそうです。なので「般若の面」の”般若”と関連は薄いようで、面は「般若坊」というお坊さんが作ったことに由来しているみたいです!

 

 

しかしWikipediaの「笑ひはんにや」の該当ページを確認すると、

角と牙を生やした鬼のような女が、子供の生首をつかんで狂気ともいえる笑顔を浮かべた姿が描かれている。・・・中略・・・人間の女性が邪心から鬼女に変化したものとされた。

笑般若 - Wikipedia

 

とあり、まとめてしまえば”鬼女”という元は人間の女性が嫉妬などのやましい心から妖怪化したもののことみたいです。

 

鬼女は「人間の女性が宿業や怨念によって鬼と化したもの」とのことなので般若に近いですね。

それに鬼女伝説には

土佐国(現・高知県)の妖怪譚を綴った『土佐お化け草紙』(作者不詳)には「鬼女」と題し、身長7尺5寸(約230センチメートル)、髪の長さ4尺8寸(約150センチメートル)の鬼女が妊婦の胎児を喰らったという話がある・・・以下略

鬼女 - Wikipedia

 

という話があるので、もしかすると北斎はこの話を聞いて胎児の頭を持つ般若を書いたのかもしれません。

 

 

ではここから本題。

どうしてこの絵をアイコンに選んだのか。

 

 

それは単にインパクトが欲しかったからです(笑)

 

あの一度見たら忘れられない笑顔、胎児の首元の肉感、絵としての完成度…etc.

覚えてもらいやすいかな~と思って割と、即決しました!

北斎『百物語』の3枚の中でも一番恐ろしい絵だと自負しています。

 

 

あの顔を書けるのは北斎だけだったのかなと思わずにはいられませんね。。。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

さて、いかがだったでしょうか?

簡単に、と言った割りには情報量が増えてしまって...すみません(_ _)

なにげに画像を投稿したのも初めてでしたね(笑)

 

残りの2枚の妖怪絵も楽しみにしていてください。

 

 

それではまた次回!

(。・_・)ノ